個人主義は何故県民問題を引き起こすか

県民性の研究 岩中祥史 草思社シュッシンケン デ ワカル ヒト ノ セイカク イワナカ,ヨシフミ 発行年月：2003年06月 ページ数：269p サイズ：単行本 ISBN：9784794212184 岩中祥史（イワナカヨシフミ） 1950年生まれ。

東京大学文学部卒業。

出版社に勤務後、独立して編集企画会社・エディットハウスを設立。

現在、同社代表取締役。

全国をほとんど踏破して県民気質を探った、現代県民性評論の第一人者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 北海道・東北（北海道ー相手かまわず思ったことを口にする大陸的なアバウトさ／青森県ー強情っ張りで意地っ張り、摩擦が多く世渡り下手の津軽人　ほか）／関東（茨城県ー無愛相で理屈っぽい、むかし水戸っぽ、いま首都圏の“極北”／栃木県ー本心を見せず淡々とクール、「おとなしく目立たず」が信条　ほか）／中部（新潟県ー豪雪と格闘でつちかわれた愚直なまでの粘り強さ／富山県ー抜け目なく勤勉、加賀の搾取を耐え抜いた向上心　ほか）／近畿（三重県ー名古屋と関西に引き裂かれて生きるお人好しののんびり屋／滋賀県ー先見性があり実直、ただし県内では力が発揮されず　ほか）／中国・四国（鳥取県ー全国一の少数県民は忍耐強く引っ込み思案な“東北人気質”／島根県ー「暗い」山陰の代表格、勤勉だが保守的・排他的　ほか）／九州・沖縄（福岡県ー遊びに金を惜しまない、新しいもの好きのお祭り気質／佐賀県ー偏屈で融通がきかない、反体制や“出る杭”を嫌う　ほか） 本書は現代県民性を探究する著者が、最新のデータをもとに「おおよそこの県の出身者はこんな性格の人が多い」と独断的に書いた県別分析で、人間観察学として出色であり、また最新地方事情を知るにもとても役に立つ。

本 人文・思想・社会 心理学 心理学